空気吸うだけ

あんな風にも こんな風にも  生きたくない

STAY CLOSE/高橋幸宏&SteveJansen(1986)

「STAY CLOSE」高橋幸宏&Steve Jansen(1986/T.E.N.T/PONY CANYON

T.E.N.Tレーベル移籍第一弾オリジナルアルバム「Once A Fool…」から僅か3ヶ月半、前年ツアーに参加のスティーヴ来日のタイミングで録音された高橋幸宏とex.JAPANのドラマー・スティーヴジャンセンとの師弟関係デュオシングル。表題曲「STAY CLOSE」は幸宏&スティーヴのダンサブルなビートに加え前年ツアーのギタリスト・カルロスアロマーの鬼カッティング、矢口博康のファンキーなサックス、そして二人の甘い歌声を乗せたビートポップ。86年のツアーではドラムはテープ任せにし幸宏とスティーヴがハンドマイクで熱唱。中盤一度はけ後半ドラムを覆うYTロゴの幕が開いてフィルインと共にダブルドラムで演奏開始というこの上ないカッコ良さ!。そこで矢口さんのサックスが笑い、憲司のソリッドなギターがうねり、回って踊って鍵盤弾いてのコシミハル…と思い出すだけで鳥肌立ってくる(笑)

この盤は12インチでB面に2曲収録。まずはミディアムチューン「BETSU-NI」。スティーヴが幸宏に「日本人はよく“べつに”て言うけど何?」と訊いた事から出来た曲だそうで91年作「A DAY IN THE NEXTLIFE」でやはりスティーヴを迎えてアコースティックに再演。そして「STAY CLOSE(Weirder World)」と題した終始ダブルドラムの短いインストヴァージョン。このヴァージョンも超カッコ良くてね。A面のオリジナルも後半はライヴみたくダブルドラムにしてほしかったというのが正直なところ。

基本スティーヴがいないとやらない曲だけど「STAY CLOSE」は86年のツアー後、98年にPulseのアルバムが出た際スティーヴがゲスト参加し当時スカパラのドラマーだった青木さんを加えて、2012年の40周年記念ライヴ時にはGREAT3の白根さんを加えて、それぞれトリプルドラムで演奏。それで今年9月の50周年ですよ。スティーヴもゲストとアナウンスされているのでこれは期待していいですよ、ね?

このSTAY CLOSEを含む幸宏さんのT.E.N.Tレーベル時代の作品、実は来月アナログ復刻されるんですよね。そちらも特典目当てできっと買ってしまうのでしょう。今回は無償でお譲りいただきました(ありがとうございます)。

 
 
 
 
 
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