空気吸うだけ

あんな風にも こんな風にも  生きたくない

2018年冬、東北の食と温泉を嗜む旅(仙台編)

「旅が好き」というより昔から「時刻表が好き」だ。時刻表を見ながら計画を立て実践。乗り継ぎがうまく行った時こそが快感。あらかじめテーマやコンセプトを決めてそれを実践。テーマに沿った行動が出来た時こそが快感。音楽家がどんな作品にしようか考え一枚の作品を作り上げるように、僕にとっての旅はそれに近いような気がする。(従って、ふらっと何処かへ、というような無計画で風天な旅のスタイルはやや苦手であります)

 

鉄道旅は主に青春18きっぷの利用が主。とにかくその日のうちに行けるところまで行ってみる。宿のチェックインは日付を跨ぐ直前。ネットカフェで仮眠する事も。2年前の夏そんな無茶な計画から体調を崩して以降夜行列車や夜行バスは極力控え目に、それまで寝られりゃいいやと思ってた宿泊に重点を置く事などして無理のない計画を心がけている。そりゃもう若くなんだからさ。

 

ある日Twitter銀山温泉に行った方のリツイートが流れてきて、雪のある今の時季こそ行ってみたいな。でも銀山温泉なんて(金銭的に)泊まれるはずもない。ならば近隣にある別の温泉に泊まればいいじゃないか。まぁ温泉宿なんて泊まった事すらないんだけどそういう大人な旅をしてみようかな。「男の隠れ家」の特集みたいな旅を。少しばかしの皮肉も込めて。それがこの旅の最初のテーマだった。

 

1月27日(土)朝6時半に神奈川県藤沢市の自宅を出発。今回の旅はJR東日本の「週末パス」の利用。小田急線、東海道線を利用し7時40分頃に東京到着。

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指定席嫌いなので自由席のある8時08分発のやまびこ号に乗車。上越新幹線はスキー客でごった返していたが東北新幹線はかなり空いていた。この写真は確か宇都宮で撮ったもの。僕が乗ったのはグランクラスの付いてない普通の新幹線だったけど。

 

仙台に着いたのは10時15分頃。遅くとも13時半にはその先に進みたかったので滞在時間約3時間。新幹線の改札を出てすぐのところにある通称「牛タン通り」に行くと10時から開店でまだ行列していない。しかも5時台に朝食を食べたのでお昼ごはんには丁度いい空腹具合。入るしかないな、という事で「利久」さんへ。

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牛タン焼きと牛タン赤ワイン煮込みの定食2,000円(税抜き)。赤ワイン煮込みも美味かったがここはやはりシンプルな牛タン焼きが旨い。仙台出発間際の13時頃もう一度来てみたら凄い行列。先に入店しててよかったー。

 

たらふく牛タンを食べた後はバスに乗って「瑞鳳殿」へ。

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はじめて来ました。派手な彩りの中にも厳格さや上品さがありとても美しかった。予想以上に写真撮影に没頭。

 

13時過ぎ仙台に戻り普通列車小牛田行に乗車。これから本日宿泊の温泉地へと向います。銀山温泉を諦めその近隣の温泉に。でも結果これがよかった事に。(つづく)